美しい影絵劇の世界へ… 影絵昔話館「しらさぎ座」 下呂温泉合掌村で伝統と昔話を学ぶ。 影絵昔話館「しらさぎ座」は本格的で新感覚な影絵劇を楽しむことができる、「全国初」の常設の影絵劇場です。

下呂温泉合掌村では、下呂温泉の伝説や昔話に光をあて、広く伝えようと、影絵昔話館「しらさぎ座」を20年7月にオープンしました。

新感覚の影絵劇場 影絵昔話館「しらさぎ座」

新感覚の影絵劇場 影絵昔話館「しらさぎ座」
21年の公演題目は、下呂温泉に伝わる「しらさぎ伝説」と、下呂市小坂町に伝わる「力持ち小太郎」の2題。本格的なこの影絵劇は、下呂温泉合掌村でしか見ることのできない下呂温泉独自の企画作品です。
しらさぎ座のステージ全面を使用する3面のスクリーンを通して、「劇団かかし座」の劇団員が生き生きと創り上げる舞台。繊細なデザインとやわらかな色調が幻想的な世界を作り、芸術性の高い影絵劇の世界へと引き込みます。

詳しくはこちら

平成21年公演
前期公演 2月20日(金曜日) 〜 6月9日(火曜日)
後期公演 7月18日(土曜日) 〜 11月30日(月曜日)
休演日 毎週水曜日 (祝祭日、GW、夏休み、11月中の水曜日は公演致します。)
公演演目 『しらさぎ伝説』 『力持ち小太郎』
公演時間 1日2回公演 (1公演で演目2作品、所要時間約40分)
午前の部 開場:午前10時〜 / 開演:午前10時30分〜
午後の部 開場:午後1時30分〜 / 開演:午後2時〜
観劇料

大人・小人とも1人300円(合掌村入場者特別料金) ※春休み割引、3月末まで1人200円


※休演日の詳細はお問い合わせください。
※開演直前ですとご入場できない場合があります。予めご了承願います。


「劇団かかし座」の紹介
劇団かかし座は、日本で最初の現代影絵専門劇団(1952年創立)です。影絵には、人々の心を無限の想像へ駆り立てる、不思議な魅力があります。創立以来半世紀以上にわたり、影絵の特徴を最大限に生かしながら独自の手法で影絵の世界を拓いてきました。 その活動分野は、TV、舞台、出版など多岐にわたっています。NHK専属劇団時代のTVでの影絵をご記憶の方も多いと思います。 かかし座の影絵劇は、その繊細なデザインと柔らかい色調が独自の世界を作ります。そして影絵と俳優が相和して、生き生きと創り上げる舞台です。
2008年、舞台公演作品「星の王子さま」が厚生労働省社会保障審議会・推薦児童福祉文化財となるなど多くの受賞歴があり、その活動は国内外で認められています。
近年は、他に類のない手影絵表現が注目され、「クイズ!紳助くん」「行列のできる法律相談」等のTVメディア、コブクロの「蕾」等の一流アーティストのPV(プロモーションビデオ)などにその活躍の場を広げています。

劇団かかし座のホームページはこちら
劇団かかし座
しらさぎ伝説
ある日、湯ヶ峰に湧いていた温泉が地鳴りとともに止まってしまいました。温泉は下呂の人々のよりどころであり、誇りでもありました。そのため村人はたいそう嘆き悲しんだのです。
幾月もたったある日、毎日のように河原に飛んで来るしらさぎを不思議に思った村人が舞い降りた場所に行ってみると、そこにはなんと温泉が湧き出ていたのです。しらさぎは薬師如来の化身で、温泉のありかを村人に教えるために飛んできたのでした。温泉のありかを教えたという「しらさぎ伝説」を下呂温泉の歴史と村人の生活を通して描きます。

力持ち小太郎
戦によって大きな寺が焼かれ、楼門の仁王様にも火が移ってしまいました。長老たちの意見で村人全員で念仏を唱えながら仁王様を益田川の川原まで運び、川に投げ込むと、長老たちの音頭に合わせ、『仁王よ、霊あらば川上へ流れてみよ!』と合掌して祈りました。
数日後、その仁王様が上流の小坂の長谷寺(ちょうこくじ)下の渕で浮かんでいるとの噂が流れていました。小坂に住む小太郎という若者が夜毎、長谷寺の観音様まで運んでくれという仁王様の「夢」を見て、その仁王様を助けるのでした。仁王様から百人力を授けられた小太郎は、その後、多くの人たちの助けになり、その力を村人のために使ったと伝えられています。飛騨下呂の山々の中で、自然と様々に触れ合ってきた人々のおおらかさを背景に、小太郎の活躍を描きます。
演目紹介 「しらさぎ伝説」「力持ち小太郎」